紫外線(UV:ultraviolet)とは、
目で見える可視光よりも波長が長い光のことを差します。
波長にして10~400nmほどの範囲の光が紫外線に分類されます。
(分類方法によっては異なる定義をする場合もあります。)
また紫外線の中でも、波長帯ごとにいくつかの分類方法があり、
用途や特長によって細分化されます。
紫外線は波長によって異なる特徴があり、
さまざまな分野で応用されています。
例えば、紫外線硬化樹脂(UV硬化樹脂)というものがあります。
これは、紫外線を受けることで液体から固体に変化する合成樹脂のことです。
紫外線硬化樹脂は
建築材料、接着剤、コーティング材などとして利用されています。
紫外線硬化樹脂の硬化には従来UVランプが利用されていました。
UVランプには水銀を用いている水銀ランプなどが用いられていましたが、
環境への配慮から水銀を用いない光源への置き換えが進んでいます。
近年ではUV-LEDもその分野での利用が進んでおりますが、
UV-LEDの対応できない波長帯があることや高出力化に問題点があり、
完全にLEDで代替することはできず、
従来のUVランプとの使い分けが必要なのが現状です。
紫外線は他にも殺菌、滅菌分野でも応用されています。
殺菌に有効な波長帯(260nm付近)の紫外線を照射することで
殺菌作用があることが古くから知られており、
工業用水、上下水処理、空気浄化等に利用されていました。
この分野でも従来から高出力のUVランプが主流ですが、
UV-LEDの高出力化の研究開発が進んできており、
用途によってはLEDへの代替が進みそうです。
ここで紹介した以外にも紫外線はさまざまな分野で活用されています。
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