特徴

ZED-F9P-920MHzはここが違う

• 移動局と基準局がセットなので有料の補正データ通信とプロパイダ費用が不要です。
• 3周波の920MHzなのでWiFiに比べて障害物に強く、遠くまで補正データが届きます。
• WiFiは200m~400m程度ですが、ZED-F9P-920MHzは1.2kmです。
• 1台の基準局で何台でも移動局が動作します。
• 9軸センサを内蔵しているので地面との傾きを補正できます。
• 角度データの他に加速度とジャイロの角速度が出力されています。
• 防水仕様なので雨にも安心して使えます。
• 小型で軽量です。移動局でも187gしかありません。
• 電源は5V~15Vまで対応しおり、モバイル・バッテリや、車のシガー・ソケットからでも大丈夫です。
• 消費電力が250mAのため、5000mAHの小型なモバイル・バッテリでも20時間動作します。
• 付属のプログラムがあるので、操作の難しいプログラムu-centerを使いませんが、Windows7でもu-centerとの接続が可能です。
• ホット・スタートなら電源オンから5秒で基準局が補正データを送信します。
• 倍精度の浮動小数点演算ユニットを内蔵した200MHzで動作するマイクロ・コントローラを使用しているので、ユニット内の処理に拡張性があります。

用途

移動局検証画面

◎基準局の座標を決める

ＲＴＫは基準局からの補正データを使用してセンチメートル級の高精度測位を行います。
その補正データの中に「基準局の座標」があります。
ＲＴＫの移動局の座標は基準局の座標から相対的に計算されます。
基準局の座標を初めから知っていることはなく、ほとんどの場合には測定をして決めます。

「基準局_座標決定.MTS」は基準局の座標が決まる瞬間の動画です。
パソコン画面右側にある測位座標モードのばらつきの設定を１メートル，時間を１８０秒として座標測定を開始して６分経過した画面です。
１８０秒以上で１メートル以内になった時に座標が決まります。

一度、基準局の座標を決めてしまえば、次からはパソコンは不要です。
基準局を前回と同じ場所に設置して電源をオンすると３０秒以内に補正データを無線で送り始めます。

基準局画面

◎移動局の座標精度を検証する

センチメートル級の高精度測位が正しく行われているかを検証しました。
ＧＮＳＳのアンテナを２センチメールづつ移動した時にパソコン画面の座標も２センチメールづつ移動しています。

右側にあるのが基準局、左側が移動局です。
この動画では１メートルの距離ですが、９２０ＭＨｚの無線を使った補正データは見通し１．２キロメールも届きます。
基準局１台で半径１キロメートル以内の移動局が何台でも高精度測位が可能になります。
この９２０ＭＨｚの無線は技適が取得されていますので安心してお使いいただけます。
さらに３種類の周波数の中から電波環境の良い周波数を選んで通信が行われます。
免許の不要な無線方式で最高のＲＴＫモジュールです。

仕様

RTKの高精度な位置情報を応用したプログラム作成に応じます。
ご相談下さい。